外壁塗装で人気の色ランキング!特徴組み合わせで失敗しない色選びを紹介
2)外壁塗装色の特徴比較表
2-1. 汚れにくさ
2-2. 遮熱効果
2-3. 色あせ
2-4. 色の印象
3)失敗しない外壁塗装の色選び方
3-1.どんなイメージの家にしたいのかを決める
3-2.メインになる色を決める
3-3.メンテナンス、維持しやすいものを選ぶ
4)外壁塗装で人気の色ランキング
4-1.外壁塗装で人気の色ベスト9
4-2.人気の塗料、色番号ベスト10
5)色の組み合わせ方
5-1.配色は2~3色で決める
5-2.相性の良い色
5-3.相性の悪い色
6)ツートンカラーの組み合わせ方
6-1.ツートンカラーとは
6-2.ツートンカラーの種類
6-3.ツートンカラーの配色
7)屋根・窓枠・ドアの色の合わせ方
7-1.屋根の色との合わせ方
7-2.玄関ドアの色との合わせ方
7-3.窓枠の色との合わせ方
8)塗料の選び方
8-1.塗料の材質
8-2.塗料の機能
8-3.特殊な塗料
9)色選びに迷ったらこれ!
9-1.間違いない定番おすすめ色
9-2.おしゃれなおすすめ色
9-3.落ち着いた大人のおすすめ色
10)外壁に合う屋根の色コーデ5選
10-1.メリハリのある落ち着いた雰囲気
10-2.重厚感のある仕上がり
10-3.上品な雰囲気
10-4.高級感を演出
10-5.暖かい印象をつくる
11)外壁塗装の色の確認方法
11-1.シミュレーターを活用する
11-2.色は面積によって感じ方が変わる
11-3.色は光によって見え方が変わる
12)施工後に後悔しないための業者選び
12-1.複数業者に見積もりを依頼して比較
12-2.外壁塗装の基本的な費用
12-3.施工実績を確認
13)外壁塗装の色選びまとめ
01外壁塗装は色選びが一番の悩み!
家の印象を決めるのが外壁塗装の色選び。色の選び方や組み合わせ方で家の上品さやおしゃれ度にも影響を与えます。さらに良い色選びは外壁の耐久性や遮熱効果など今後の生活も明るくしてくれます。
でも「たくさんある色の中から何色をどのような基準で選んでいいのか分からない」、「選んだ結果後で後悔するのではないか」と悩んでいませんか?
そこで今回は数ある色の中でも基本となる色を絞り、人気やおすすめの観点からランキングにして特徴をまとめました。
色の組み合わせ方や流行のデザイン、塗料の特徴などからいろいろな選び方の基準となる情報もまとめています。
この記事を読めば人気の外壁色やその特徴、自分で選ぶ際の基準や注意点を知り、失敗しない色の選び方を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
02外壁塗装色の特徴比較表
汚れにくさ
色によって汚れの目立ちやすさに違いがあります。色の濃淡によっても変わりますが色が濃くても白い汚れが目立ちます。
汚れ砂やほこりは白や茶色、黒が多く、カビや藻は緑や黒い汚れとなります。汚れの原因によって色の目立ちやすさは異なります。
遮熱効果
色によって熱を吸収する色と、反射して熱を遮る色があります。たかが色、と思われがちですが、住宅全体を覆う外壁塗装では色の選択で家の中の温度まで変わってしまいます。
色あせ
始めは理想的で気に入った色でも、毎日休むことなく紫外線と外気にさらされる外壁塗装は色もダメージを受けます。塗料の質にもよりますが色自体にも色褪せやすさや色あせが目立ちやすい特徴があります。
色の印象
色が人に与える心理効果は科学的にも証明されています。色の持つ効果をうまく使うことで日々のマインドセットや周囲からのイメージにも影響を与えます。
03失敗しない外壁塗装の色選び方
どんなイメージの家にしたいのかを決める
色選びには好き嫌いだけで選ぶ人はほとんどいません。好きな色だけで決めてしまうと奇抜なデザインやバランスが悪くなってしまうことがあります。
外壁塗装の色を決める前に自宅をどんな住まいにしたいのか、イメージを決めることが大切です。住まいのイメージは外壁だけではなく家の構造、内装、外観、外壁の材質等にも影響します。
・高級感があってシックなイメージ
・カフェのような落ち着いたイメージ
・カラフルでおしゃれなイメージ
メインとなる色を決める
イメージを元にメインの色を選びます。 色は多すぎると何をテーマにしているのかが分からなくなります。その結果イメージとはかけ離れた家になってしまうので、メインとなる色をまず1つに絞りましょう。
色には見る人の心を動かす【心理効果】があります。どんな色に囲まれて生活していきたいか、色からどんな影響を受けたいか、ということも色選びでは大切です。
色には濃淡や中間色など無限の種類があります。ざっくりで良いので「こういう感じの色がいい!」という色の方向性を選びましょう。
メンテナンス、維持しやすいものを選ぶ
【家のイメージ】とメインとなる【色の方向性】を決めたら、今度は具体的にどんな色にしていくかを考えていきます。
外壁塗装は長年住み続ける住まいに影響を与えるものです。日々の紫外線や雨風、時間の経過による劣化は避けられません。
住まいのことだからこそ、メンテナンスや維持していくことを考えなくてはなりません。
色によって汚れや色あせ、劣化の目立ちやすさに違いがあります。例えば白は汚れ全般が目立ちやすいように、色そのものが待つ特性は考えて色を選ぶことが大切です。
04外壁塗装で人気の色ランキング
外壁塗装で人気の色ベスト9
外壁塗装で人気の色、系統別9色をランキング形式でご紹介します。
色と言っても【濃紺】【明暗】【中間色】など幅広い色があります。それでも白と黒、赤と青は全く違う色です。
このランキングではどのような系統の色が人気なのかを参考にすることができます。
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第1位【グレー系】
グレーはベージュと同様に様々な色の中間的な要素が強く合わせやすいので人気があります。シックで落ち着いた雰囲気を持つ反面、明るさを好む若い世代からは少し人気が落ちる傾向があります。
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第2位【ベージュ系】
ベージュはさまざまな色の中間的な要素が多い色です。合わせやすく使いやすいことから年代や流行に関係なく人気があります。
屋根や玄関ドア等家のパーツ、周囲の建物、森林など、家の外観として影響を受ける色のすべてに調和しやすい特徴があります。
また、汚れや色あせ、劣化も目立ちにくくメンテナンスや維持もしやすい色です。 -
第3位【ホワイト系】
ホワイトもさまざまな色に合わせやすい特徴があり、ベージュと並んで人気があります。ただ真っ白というのは汚れや変色など劣化が目立ちやすい点でベージュより下の順位になっています。
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第4位【ブラック系】
ブラックは高級感や落ち着いた印象が強くシックなデザインに合います。ただ黒だけをメインにしてしまうとかなり重々しい雰囲気になってしまうこともあります。
黒はメインの色以外にも窓枠や玄関ドア、メインの色を引き立てるカラーバランスの配色としても使いやすい色です。 -
第5位【ブラウン系】
ブラウンは赤茶系や黒茶系など幅が広くそれぞれ与える印象はまったく異なります。赤茶系は明るくアースカラーに近く、レンガを使った洋風建築の印象も強くなります。それに対して黒茶はフォーマルな印象が強くモダン建築のデザインによく使われています。
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第6位【イエロー系】
イエローは健康的で明るい印象を与える色です。原色でくっきり使用するケースは少なく、淡くやわらかい黄色が人気です。かなりベージュに近い黄色も人気が高く、今回のランキングでは有彩色の中では上位にしています。
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第7位【ブルー系】
ブルーはさわやかな印象と自然的な要素も持っている色です。北欧風建築住宅のデザインに合わせやすく、最近では北欧建築や家具の流行と共に人気が上昇しています。自然的でナチュラルな印象に対して規格的なモダン風建築住宅には合わせにくい色でもあります。
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第8位【グリーン系】
グリーンは自然的な要素が強い色です。草木の多い地域は周辺の風景になじみやすく邪魔をしません。都会でも植物の緑を連想しやすく自然をイメージした建築住宅に合わせやすい色です。ブルー同様に北欧風建築住宅に合わせやすく、最近では特に人気が高まっている色です。
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第9位【ピンク系】
ピンクは最も個性的な印象を与える色です。うまく使いこなせばおしゃれさやかわいさを演出することができる色です。
極限まで薄いピンクにすることでかなり自然で優しい色使いにすることができます。
使いこなすのはなかなか難しい色で、他の色に比べて外壁にはなかなか選ばれにくい色です。
人気の塗料、色番号ベスト10
実際に外壁塗装で使用する塗料のランキングをご紹介します。
外壁塗装業者が実際に扱う塗料として【濃紺】【明暗】【中間色】を含めた色の人気ランキングです。
実際に外壁塗装に使用される色の人気と傾向として参考にすることができます。
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第1位
カラー番号:ND-013 / メーカー名:日本ペイント / 製品名:パーフェクトトップ / 配色用途:メインカラー外壁等のメインカラーとして人気がある色です。濃い目ではっきりと下グレーで、落ち着いた印象があります。
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第2位
カラー番号:WB2333 / メーカー名:スズカファイン / 製品名:WBアートSI / 配色用途:メインカラースズカファインのWBシリーズはが外壁がレンガ風のような色が均一でない場合に使用する【多彩仕上げ】の塗料です。中でもWB2333は濃い目で深みのあるグレーで、落ち着いた雰囲気や高級感のある色です。
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第3位
カラー番号:ND-401 / メーカー名:日本ペイント / 製品名:ファインシリコンフレッシュ / 配色用途:メインカラー人気のグレー色の中でも明るさが強めなグレーです。色が明るくなることでグレーの落ち着いた雰囲気を保ちつつ、軽い色と組み合わせや清潔感を演出しやすくなっています。
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第4位
カラー番号:ND-152 / メーカー名:日本ペイント / 製品名:パーフェクトトップ / 配色用途:メインカラー人気のベージュ色の中でも明るさ控えめでほんのりグレーの印象もあるベージュです。全体的に周囲の色とも調和しやすく、違和感なく落ち着いた印象になります。
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第5位
カラー番号:ND-376 / メーカー名:日本ペイント / 製品名:ファイン4Fセラミック / 配色用途:メインカラーベージュの中でもややブラウンに近い色です。明るさは控えめながら大地をイメージするアースカラーとして柔らかさと暖かさを感じる色です。
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第6位
カラー番号:N-90/ メーカー名:日本ペイント / 製品名:パーフェクトトップ / 配色用途:メインカラー色の系統としてはほぼホワイトですが、ほんのりグレーの要素が入っていることで、真っ白より深みや柔らかみのある色となっています。
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第7位
カラー番号:ND-281 / メーカー名:日本ペイント / 製品名:ファインシリコンフレッシュ / 配色用途:メインカラーベージュの中でも明るめのベージュです。外壁に塗装した全体的なイメージとしては黄色や極薄いオレンジ色に近い印象になります。
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第8位
カラー番号:(1階部)N-30、(2階部)25-90A / メーカー名:日本ペイント / 製品名:パーフェクトトップ / 配色用途:ツートンカラー /印象の強い色を2つ配色する組み合わせで、濃いグレーと薄いグレーの組み合わせで使用することが多い色です。
N-30は濃いグレー、25-90-Aは白に近い柔らかい印象のグレーです。 -
第9位
カラー番号:(1階部)15-30D、(2階部)ND-109 / メーカー名:日本ペイント / 製品名:パーフェクトトップ / 配色用途:ツートンカラー印象の強い色を2つ配色する組み合わせで、濃い茶色と薄いベージュの組み合わせで使用することが多い色です。
15-30Dははっきりと濃い目でやや暗めの茶色、ND-109はややグレーの要素も入った薄いベージュです。 -
第10位
カラー番号:75-20D / メーカー名:日本ペイント / 製品名:パーフェクトトップ / 配色用途:メインカラー色彩サンプル等で見るとほぼ黒に近い色をしていますが実はとても濃い青です。外壁塗装で家全体を見ると深みのある青が高級感や品のある印象を与えてくれます。
05色の組み合わせ方
配色は2~3色で決める
配色の数は1つだと平面的で単調な印象になります。逆に多すぎると落ち着かずごちゃごちゃした印象になります。
メインの色を1つ決めて、それを引き立てるような色を1つか2つ添えるとバランスよく、イメージを崩しにくい構成にすることができます。
相性の良い配色
色は明るさを示す【明度】や鮮やかさを示す【彩度】の度合いにより変化します。
色相環のサンプルを見ながら、隣り合っている色、近い色は相性が良い色です。
色彩が近い色は、色の持つ個性を発揮しながらも全体的にまとまりのある印象になるため誰にでも合わせやすい配色となります。
相性の悪い配色
色相環により正反対にある色は互いに主張する色が真逆になります。真逆の色はアクセントが強く、注目を集めることに向いています。
2~3色でまとめたい住宅の外観としては、落ち着きのない印象になりやすく、レベルの高い組み合わせです。
06ツートンカラーの組み合わせ方
ツートンカラーとは
ここまで【メインの色は1つ】と繰り返してきましたが、あえてメインとなる色を2つにするデザインの方法をツートンカラー呼びます。
メインの色を2つにすることで「明暗」「陰陽」のようなアクセントをつけて、外壁を立体的かつスタイリッシュに演出することができます。
モダン建築に多く幾何学的、直線的に区切られているデザインが主流です。
ツートンカラーの種類
ツートンカラーには大きく分けて2種類あります。
上下タイプ
1階と2階の色を分けたツートンカラーデザインで、階層によって全く異なるテイストのデザインにすることができます。縦タイプ
外壁を縦に数カ所分割したように色を分けたツートンカラーデザインで、平面を立体的に見せたり、外壁をスタイリッシュに魅せたりすることができます。ツートンカラーの配色
ツートンカラーの配色のポイントは、できるだけ違う性質の色、違う印象のデザインにすることでおしゃれなデザインにすることができます。
上下タイプと縦タイプでは配色のポイントが異なるので分けて解説します。
上下タイプ
上下で違う色を選択しますが、境界にセパレーションカラーとしてブラックやホワイト、グレーなどの無彩色を使用すると自然につながりやすくなります。色には【重さ】を感じることもあり、下が白っぽく上は黒っぽいと上が重たく感じてしまいます。上下だからこその配色に注意して色を選びます。
縦タイプ
縦に色を分ける際は色をどのような割合で2色に分けるかによって印象が変わります。07屋根・窓枠・ドアの色の合わせ方
屋根の色との合わせ方
屋根は外壁より濃い色を選ぶことで全体的なフォルムが引き締まります。屋根がなく、屋上である場合以外は外壁と同系色の濃色か無彩色の暗い色を選ぶと、空と家との境界がくっきりとして家全体がはっきりとした印象になります。
玄関ドアの色との合わせ方
玄関ドアをおしゃれに見せるポイントは外壁とはっきり違う色にすることです。
玄関ドアにもデザインがあり、同じような色を使ってしまうとせっかく選んだ玄関ドアが外壁の色にのまれて一体化してしまいます。
あえて玄関を目立たせないデザインにしたいのであれば外壁と玄関の色を合わせることもありますが、多くの場合玄関はくっきりと目立たせた方が外観はくっきりとしておしゃれに映えます。
窓枠の色との合わせ方
窓枠の色は無彩色や家の外観で使われている同じ色を使うと違和感なくすっきりとした印象になります。外観に全く使われていない色を選ぶと違和感を与え、窓枠だけ協調されたような印象を与えてしまうことがあります。
色をそろえることで窓枠も含め、家全体のデザインが整いやすくなります。
08塗料の選び方
塗料の材質
塗料の材質にはウレタンやシリコン、フッ素などの材質があります。材質により色の見え方、性能、価格に違いがあります。
外壁塗装の際には色選びばかりに気が行ってしまいがちですが、今後のメンテナンスや維持費に関わりますので塗料の材質選びは大切です。
塗料の機能
耐久性
塗料の耐久性は塗り替えまでの周期に影響します。耐久性が弱いということは塗り替え周期が短く、長期間で考えると家の維持費に関わってきます。汚れ耐性
塗料の性質によって汚れの付きやすさに違いがあります。汚れの付着を防ぎ、カビや藻の発生を防ぐなどの機能があります。外壁の汚れは周囲の環境によっても大きく異なり、道路や車通りの多いところでは排気ガス汚れ、自然の多い場所では泥はねや蔦植物、湿気の多いところではカビや藻などの汚れが付きやすくなります。
こうした外壁の汚れは見た目の問題だけではなく劣化を速める可能性や、洗浄にかかる費用などのコストにも影響します。
遮熱性
色の効果による遮熱性だけではなく塗料の素材によっても遮熱効果があります。熱を家に伝えにくくすることは快適な住まいにするだけでなく、熱による住宅劣化を抑制することにもなります。コスパ
塗料の価格や性能が高ければ良いというものではなく、コストパフォーマンスを考えることも大切です。性能が良い塗料でもコストがかかりすぎては維持が難しくなり、生活にも影響します。特殊な塗料
塗料はただ色をつけるだけではなく、質感や柄、艶の有無などの特殊な機能を持つ塗料があります。塗料の中に特殊な粒子などを混ぜ、天然の意思のような質感や不均一な模様に出来る塗料などもあります。
09色選びに迷ったらこれ!
間違いない定番おすすめ色
とにかく失敗したくない、安心できる色を選びたいという人におすすめなのは、ランキングでも1位になっているベージュです。
ベージュは丁度良い明るさと品があり、周囲のどんな風景にも合わせやすく、どんな材質の外壁でも汚れや劣化が目立ちにくい色です。
色としての機能はトップクラスです。あとは自宅のイメージと合うかどうかです。
おしゃれなおすすめ色
北欧風やアメリカ西海岸風の建築デザインが流行っている中、おしゃれでおすすめなのが淡く柔らかい色のグリーンまたはブルーです。
グリーンやブルーは自然的でナチュラルな印象の強い色で、アウトドアなど自然に癒しを求める現代人にピッタリです。
落ち着いた大人のおすすめ色
落ち着いた大人を表現するには黒や濃い色をうまく使います。カフェやバーのような落ち着いた雰囲気を出すには重厚感ある黒、または黒に近い濃紺をメインに色にするとシックで大人びた雰囲気になります。
2色目にはアースカラーで木をイメージしやすいブラウン、または木目柄を加えると無機質なモダン的要素の中にナチュラルな自然の癒しを加えることができます。
10外壁に合う屋根の色コーデ5選
メリハリのある落ち着いた雰囲気
外壁をホワイト系またはホワイトに近いライトグレー系にし、屋根を濃いグレーにします。
ホワイトの明るさに濃いグレーが家の輪郭をはっきりとさせてくれます。外壁と屋根の色にメリハリがあり、グレーの要素が落ち着いた雰囲気にしてくれます。
重厚感のある仕上がり
外壁をダークグレー系することで全体的が重い印象となります。屋根をさらに濃く、また外壁の色と違う濃紺にすることで全体的に落ち着いた仕上がりとなります。
上品な雰囲気
外壁を薄いブラウン系または明るいベージュ系にし、屋根をコーヒーブラウンやダークチョコレート色の配色にします。
明るさがあり落ち着いた雰囲気に濃い同系色の屋根が全体を引き締めて上品な雰囲気になります。
高級感を演出
外壁をアイボリー系にし、屋根をナポリブラウンやニューワイン色と呼ばれるやや赤めのブラウン色にします。
アイボリーの壁に派手過ぎず落ち着いた赤茶色の屋根が映え、おしゃれでカラーセンスの高い高級感ある住宅を演出します。
暖かい印象をつくる
壁は薄い黄色または黄色に近いベージュなど柔らかさのある黄色を選びます。赤さび色はほんのりオレンジ色を感じさせるような赤で、黄色との相性が良い色です。
本来合わせにくい赤と黄色を調和させることで暖かい印象が生まれます。
11外壁塗装の色の確認方法
シミュレーターを活用する
外壁塗装塗料メーカなどのサイトではカラーシミュレーターのアプリ機能を掲載していることがあります。
サイト元の業者で外壁塗装を頼むかどうかは別として、無料で使えるものがほとんどなので依頼をしなくても気軽にカラーシミュレーターを使うことができます。
内容は各シミュレーターによって異なりますが、家全体のバランスを見ながら好きな配色を確認できます。
色は面積によって感じ方が変わる
パンフレット等に掲載されているカラーサンプルだけで色を決めるのは要注意です。
色は小さい面積で見た場合、濃くはっきりとした色に見えます。しかし面積が大きくなると色味がぼやけて薄く感じます。
白く見える外壁でも、間近で見てみると実は白ではなくグレーやブルーであるということがあります。
色を選ぶ際は広い面積の物を遠くから見て、この色が広い面積になった場合どのように見えるかをイメージしておきましょう。
色は光によって見え方が変わる
色は光によって印象が大きく変わります。室内の蛍光灯で見る色と、実際に日の光を浴びて見る色とでは全く違う印象になります。
色は当てられた光の色に大きく影響されます。蛍光灯でも昼光色や昼白色など色があり、屋外でも朝日や夕日、晴れ曇りなど光の条件によって違う色に見えてしまいます。
色を選ぶ際は実際に日の光でどのように見えるのかも考慮して選びましょう。
12施工後に後悔しないための業者選び
複数業者に見積もりを依頼して比較
価格が適正かどうか、きちんと仕事をしてくれる業者かどうかを確認する一番安心できる方法は複数の外壁塗装会社に見積もりを依頼して比較することです。
外壁塗装の相場は素人にはわかりにくいものがあります。広告や業者サイトを見ても参考程度で、実際に外壁塗装を依頼してみないと正確な費用はわかりません。
比較する際は工事費用だけではなく、営業担当者や窓口の人の応対など実際のサービスの違いも比較してみましょう。
外壁塗装の基本的な費用
外壁塗装を依頼する上で基本的な料金内容を知っておくことは大切です。どんなことにお金がかかっているのか仕組みを知ることで見積もりを比較する根拠にもなります。
仮説足場料金
外壁塗装工事を行うための足場を組む料金です。なぜ工事料金として一括されていないのかというと、足場は組むたびに料金が発生します。
例えば工事終了後にやっぱり直してほしいと要望した場合、足場が必要であれば足場の費用を再請求されることがあります。仕上がりの確認は足場を崩される前に入念に行いましょう。
また、家を覆うためのネット代が別請求の場合がありますのでよく確認しておきましょう。
洗浄料金
外壁塗装を行う前に外壁の汚れや古い塗料を落とします。汚れが付いているとその上に塗料を塗ってもうまく色が着かない原因になってしまいます。洗浄方法や汚れの度合いにより料金が違う場合があります。
工事費に含まれていることもありますが建物によって手間が違うので別にしている場合があります。
塗装料金
全体的に工事費として一括している場合もありますが、下地処理や下塗り、中塗り、上塗りと作業工程別に料金を分けている場合があります。外壁の状態によって手間が変わってくることと、業者が料金のバランスを取りやすくするために分けている場合があります。廃棄材処理料金
新築ではなくリフォーム外壁塗装の場合、古い外壁材をはがして外壁塗装を行う場合などは外した外壁材の廃棄料金がかかることがあります。上記以外にも各社独自の名称で請求項目を分けている場合があります。複数業者に見積もりを依頼し、全体の料金やその内容を比較すると料金の相場や適正かどうかの判断になります。
施工実績を確認
施工業者選びで失敗しない一番の方法は施工実績を確認することです。もし可能であれば写真や実物で施工した建物を確認しましょう。
塗ムラやはみだし、ひび割れの修復跡など技術の良し悪しを実際に施工した建物を見て確認します。
外壁塗装会社の運営によっては依頼を取ってくることがメインで、施工は複数の下請け業者に任せるという場合があります。こういった運営方法の場合は委託先によって仕上がりが変わってくるので依頼前によく確認しておきましょう。
13外壁塗装の色選びまとめ
外壁塗装の色選びではベージュやホワイト、グレーなど合わせやすい色が人気です。配色は3色以内に絞り、メインとなる色を決めましょう。
実際の配置は外壁塗装のシミュレーターなどを利用しつつ、目の錯覚や光の加減で色合いの感じ方が変わるということも配慮して選ぶことが大切です。
長い期間使い続ける大切な住まいの外観。今回の記事を参考にご自宅を理想のイメージに近づけてください。