【まるわかり】ガルバリウム鋼板の特徴、メリット・デメリット、メンテナンス方法まで全部解説!
はじめに
ガルバリウム鋼板の外壁は軽くて頑丈、災害にも強いということで人気が高まっています。メンテナンスや維持もしやすくお得な外壁というのは本当なのでしょうか?
ガルバリウム鋼板は金属系サイディングなので、セメントを主原料とする他の外壁材とは大きな違いがあります。メリットやデメリットも含めて人気なのには理由があります。
この記事では他の外壁についても良く知らないという人でも分かるようにガルバリウム鋼板の特徴やメリット、デメリット、長持ちさせるためのメンテナンス方法まで解説しています。
この記事を読めば、外壁にガルバリウム鋼板を採用するかどうかの判断基準になります。ガルバリウム鋼板について検討されている人は参考にしてください。
1-1. サイディングとは
1-2. 金属系サイディングとは
1-3. トタン板とガルバリウム鋼板の違い
1-4. 他の外壁材との費用比較
2)ガルバリウム鋼板のメリット
2-1. 軽くて災害に強い
2-2. 耐久性が高くひび割れない
2-3. 水が染み込まず湿気と浸水に強い
3)ガルバリウム鋼板のデメリットとは?
3-1.表面が熱くなりやすい
3-2.防音性は低い
3-3.錆びる
3-4.デザインが少ない
4)ガルバリウム鋼板の点検とメンテナンス
4-1.塗装の劣化点検
4-2.外壁材の劣化点検
4-3.メンテナンスのポイント
5)ガルバリウム鋼板の外壁塗装
5-1.外壁塗装を考える時期
5-2.外壁塗装費用
5-3.塗料の選び方
6)まとめ
01ガルバリウム鋼板と金属系サイディング
「ガルバリウム鋼板とは外壁材の中でも金属系サイディングと呼ばれる外壁材の1つです。」
そう言われても知らない人は意味が分からないと思います。
まずはサイディングや金属系サイディングとは何かということから確認していきます。
サイディングとは
日本の住宅で使われる、外壁は昭和~平成にかけてモルタル外壁と呼ばれるセメントを塗って壁にする方法が主流でした。しかし平成~令和にかけて、サイディングボードと呼ばれる外壁用に加工された板を張り付ける工法に変わっていきました。
サイディングボードで外壁を作ることで特殊な技術が不要となりました。これによって工期の短縮と費用の節約が実現し、現在では新築住宅のほとんどがサイディングによる外壁となっています。
金属系サイディングとは
サイディングの中でも素材の違いによって、窯業系サイディングと金属系サイディングと呼ばれる分類があります。
窯業系サイディングはセメントを主原料にした外壁材で、金属系サイディングは名前の通り金属の板を加工したサイディングです。
トタン板とガルバリウム鋼板の違い
トタンという外壁材を聞いたことがあるという人は多いと思います。トタンも金属系サイディングの1つです。外壁材としても良く使われていましたが、ある程度の期間が過ぎると錆びやすく、長年住み続ける住宅の外壁材としては問題がありました。
トタンは錆びを防ぐために鉄の板を亜鉛でメッキ加工したものです。しかし傷や経年劣化に弱いた短い期間で錆びてしまいます。
ガルバリウム鋼板は金属板を錆から守るために「亜鉛」「アルミニウム」「シリコン」を組み合わせたメッキ加工が施されています。
ガルバリウム鋼板のメッキ加工は経年劣化に強く防錆効果を長期間維持できるようになったことから、住宅外壁に適した素材として選ばれるようになりました。
他の外壁材との費用比較
トタンという外壁材を聞いたことがあるという人は多いと思います。トタンも金属系サイディングの1ガルバリウム鋼板の外壁材としての単価はモルタルや窯業系サイディングと比較してやや高めです。
住宅の外壁材で主に使われることの多いモルタル、窯業系サイディングと比較してみましょう。
外壁材の価格相場(1㎡あたり) | |
---|---|
モルタル外壁 | 1,500~5,000円 |
窯業系サイディング | 3,000~6,000円 |
金属系サイディング | 5,000~10,000円 |
実際には使用する材質や加工方法、デザインなどによって費用は変わりますが、外壁材の単価の違いとして参考にしてください。
02ガルバリウム鋼板のメリット
ここからはガルバリウム鋼板のメリットについて解説していきます。
他の外壁材である「窯業系サイディング」「モルタル」「木材」などの外壁材と比較して、金属で錆びにくい特徴を持ったガルバリウム鋼板のメリットについて解説していきます。
軽くて災害に強い
ガルバリウム鋼板は丈夫な金属板ですが、薄くて軽いという特徴があります。他の外壁材はセメントを主に使います。セメントを丈夫な外壁材として使用するにはそれなりの厚みが必要です。金属系サイディングは厚みがなくてもしっかりと雨風を防ぐことができます。
外壁が軽いということは建物にかかる負担も少なくなります。地震の際、屋根や外壁など家の外側が重いと大きく揺れてしまうという問題がありました。ガルバリウム鋼板により外壁材や屋根を軽くすることでは建物の揺れを防ぎ、地震にも強くなります。
耐久性が高くひび割れない
セメント使用した外壁材は伸縮性が弱いので振動の積み重ねや地震、寒暖などによりひび割れが生じやすいという特徴があります。
モルタルや窯業系サイディングで外壁塗装を定期的に行う理由は、小さなひび割れを補修して外壁を長持ちさせることが主な目的です。
金属は伸縮性があり、揺れや振動を柔軟に受け流してくれるため、ひび割れることはありません。外壁塗装によるメンテナンスの期間も長くなるので維持費を抑えることができます。
水が染み込まず湿気と浸水に強い
外壁の大切な役割として水の侵入を防ぐということがあります。
外壁が水を通してしまうと、外壁材の奥にある断熱材や家の骨組みである木材が腐ったり、カビが繁殖したりしてしまいます。
セメント系の外壁材は水が染み込みやすく、水の影響を少なくするために外壁塗装のメンテナンスが欠かせません。
ガルバリウム鋼板は金属なので水を一切通しません。錆びにも強いのでメンテナンスのリスクが他の外壁に比べて少なく済みます。
03ガルバリウム鋼板のデメリットとは?
他の外壁材と比較して特徴的なメリットを持つガルバリウム鋼板ですが、デメリットもあります。良い外壁材を選ぶには悪い面も知り、対策を立てることも大切です。
ここからはガルバリウム鋼板のデメリット、弱点と共に対策や解決方法も一緒に解説していきます。
表面が熱くなりやすい
ガルバリウム鋼板は金属なので熱くなりやすい特徴があります。夏場の外壁表面温度は50
℃~70℃以上になることもあるほど熱くなります。
と言っても、家の中まで高温になるわけではありません。
ガルバリウム鋼板は家の外側にそのまま張り付けるわけではなく、内装と外壁の間にはしっかりと断熱材を入れます。
金属系サイディングの外壁だからといって夏熱くて辛いという事例はほぼありません。しかしこの特徴を知っておくことは大切です。
ガルバリウム鋼板の熱を和らげてくれているのは断熱材があるからです。
例えばガルバリウム鋼板むき出しの小屋であれば、屋内は人が住めるような環境ではありません。
ガルバリウム鋼板の外壁を採用するのであれば次のような対策を取りましょう。
・性能の良い断熱材を使用する
・断熱材一体型のガルバリウム鋼板を選ぶ
・遮熱効果のある塗料で外壁塗装を行う
・外壁の色と熱の吸収を考慮しておく
防音性は低い
モルタルや窯業系サイディングのようなセメント系の外壁は厚みと、内部の気泡により多少ですが音が伝わりにくくなっています。ガルバリウム鋼板は薄い鉄の板なので音を良く通します。しかしこれは外壁材だけの性能であり、実際の壁には断熱材や防水シートなどが入ります。そのためガルバリウム鋼板の外壁にしたからといって他の外壁材より目立って音が筒抜けになるということはありません。
ただ1つだけ考慮しておいた方が良いのは「雨の音」です。
金属に雨やしずくが落ちると音が響きやすいという特徴があります。騒音というほどではありませんが、ガルバリウムを屋根やしずくの垂れやすい場所に使用する際は雨の音に気をつけましょう。
錆びる
ガルバリウム鋼板は錆びに強いというのは「金属の中では錆びに強い」という意味で、全く錆びないという意味ではありません。
ガルバリウム鋼板は鉄の板にサビないメッキコーティングをしているので、メッキの剥がれや劣化によって錆びるようになります。
錆びが発生すると次のようなことが起きます。
・朽ちて穴が空く
・柔軟性が弱くなって割れやすくなる
・錆びが広がる
・溶け出たさびで外観が汚くなる
特に「もらい錆び」という性質に注意が必要です。
金属は錆びると化学変化により他の健全な部分の金属も腐食させるという性質があります。策
ガルバリウム鋼板の錆び対策ではもらい錆びに注意してメンテナンスを行うことが大切です。
・小さい傷でも放置せず錆び止めなどで補修する
・錆びは錆びた部分を削り落としてから補修する
・錆びた金属を付着させない
・全体的に塗装の劣化が見られるときは早めに外壁塗装を依頼する
まずは小さい錆びを発生させないようにすることが大切です。ガルバリウム鋼板は劣化に強い外壁材ですが、環境によって劣化の速度はかわります。全体的に塗装剥がれや変色などがみられるようであれば早めに外壁塗装の業者に連絡し、点検や塗り替えを依頼しましょう。
デザインが少ない
金属系サイディングはストライプ型の形状が多く、色も黒かダーク系でデザインがすくないというデメリットがあります。
実はこのデメリットは解消されつつあります。
加工技術の進歩によりレンガ調や木質系など窯業系サイディングと見た目の違いが分からないデザインが可能となっています。
あえてストライプ調のごつごつした金属系サイディングのデザインを好む人もいます。
価格が高いことや事例が少ないことも影響し、まだ多くは普及していませんが、ガルバリウム鋼板のデザインはさらに幅広いものになっています。
04ガルバリウム鋼板の点検とメンテナンス
外壁を決めるには維持費用やメンテナンスにかかる手間を考えることも大切です。
個々からはガルバリウム鋼板の劣化を防ぐための点検とメンテナンス方法について解説していきます。
塗装の劣化点検
外壁塗装は家の外観を良くする以上に外壁材を守ることが本来の役割です。外壁塗装の劣化を防ぎ、適切にメンテナンスすることで外壁材を長持ちさせることができます。
外壁塗装の劣化状態を確認する基本的な3つの方法がありますので解説していきます。
チョーキング現象が起きていないか
手で触ってみて、チョークの粉のようなものが付くかどうかを確認します。
チョーキング現象とは、外壁に塗られた塗料が劣化して表面に白い粉が浮いてくる状態です。チョーキング現象が起きているということは塗料の成分が柔軟性や本来の機能を果たさなくなってきている兆候ということです。
チョーキング現象は塗料の性質や環境にもよりますが、塗装後10年~15年程で発生し始めます。
チョーキング現象の確認は塗装の劣化状態を知る最も基本的な方法です。
傷や水ぶくれ、剥がれがないか
外壁全体を見渡して、外壁表面に傷や塗装が剥がれている場所がないか確認します。
外壁全体に傷や剥がれが多い場合は塗装が劣化により硬くなっているか、塗膜が浮いている可能性があります。
塗膜の剥がれは外壁材を守れていないだけではなく、隙間に水をため込んで腐食を早めてしまうこともあります。
塗料の劣化によって塗膜が外壁材から剥がれていないかを確認しましょう。
錆びが広がっていないか
外壁に大きな錆びや、錆びが雨によって流れた錆び垂れ汚れがないかを確認しましょう。
ガルバリウムは錆びにくい加工がされていますが全く錆びないというわけではありません。
金属は錆びたものが付着することでさらに錆びやすくなる性質があります。
持ち大きな錆や錆び垂れ汚れが発生しているなら、腐食が広がる前にメンテナンスを行いましょう。
外壁材の劣化点検
外壁は過酷な自然環境から常に家を守ってくれています。外壁材が破損すると次は建物の内側が傷んできます。そうなると修繕にかかる費用も大きくなってしまうので、外壁の異常を早めに見つけることは大切です。
外壁材の破損を防ぐための基本的な点検方法が3つありますので解説していきます。
外壁材の反りや凹みの確認
外壁材が反りあがっていたり、凹んだりしていないかを確認します。
ガルバリウム鋼板は金属の板なので割れることはほとんどありませんが変形してしまうことがあります。
何かをぶつけたり急激な温度差を受けたりすることにより凹みや反りが発生することがあります。
外壁材の変形は隙間や亀裂を作り、そこから外壁内部に水が浸入して内部を腐食させてしまうので放置しないことが大切です。隙間や亀裂があるほどの変形を確認したら外壁業者に相談しましょう。
外壁材が変色していないか
外壁材に斑点のような模様や変色している箇所がないか確認します。
ガルバリウム鋼板が劣化すると斑点状の模様のような変色が発生することがあります。赤錆びのような腐食とは少し違うのですが、金属が劣化して腐食が始まっている兆候です。
通常塗装してあるのでほとんど見つけることができないのですが、もし塗装していない面を見たときに斑点状の模様があった場合は腐食している可能性が高いので、外壁材自体の張替えも視野に修繕を考えましょう。
シーリングの量と硬さ
外壁に使われているシーリングの量が減っていないか、ひび割れていないかを確認します。
サイディング外壁ではボードの隙間をつなぐためにゴム状に固まるシーリング材というもの使います。
ちなみにコーキングと呼ばれることもありますがシーリングと同じものを意味しています。
シーリングはサイディングボードの隙間を埋めて水などの侵入を防ぐとともに揺れや外壁材の伸縮による歪みの緩衝材としての機能もあります。
シーリングが劣化すると体積が小さくなります。施工当初は外壁材と同じくらいの高さがあるはずですが、劣化すると凹んで溝ができたようになります。さらに劣化が進むとシーリングが硬くなってひび割れてきます。こうなると防水も緩衝も役割を果たせなくなっています。
シーリングの劣化を確認したら早めにシーリングの打ち替えを塗装業者に依頼しましょう。
メンテナンスのポイント
外壁を長持ちさせるには適切なメンテナンスが必要です。修繕の方法や普段の管理を正しく行うことで長持ちさせることができます。逆に不適切なメンテナンスをしていると劣化を早めてしまうことになります。
メンテナンスの注意点を3つにまとめたので確認していきましょう。
自分で修繕するときの注意点
多少の傷や塗装の剥がれを自分で修繕することも可能ですが、ガルバリウム鋼板の材質や特性を理解しておくことが大切です。
ガルバリウム鋼板は特殊なメッキ加工をしていることで錆びなどの劣化を防いでいます。むやみに削ったり、なんとなく塗装を行ったりするのはおすすめできません。劣化を早めたり、プロが塗装してもきれいに修繕できなくなったりします。
修繕が必要な場合はプロに相談することも大切です。
外壁周囲の物に注意
ガルバリウム鋼板を傷や凹みから守るためにも外壁近辺に置いてあるものには気をつけましょう。
自転車が倒れたり、スコップの刃先がぶつかったりすることで外壁に傷がついたり凹んだりします。特に錆びた金属を外壁に密着させ続けると、外壁に錆びが移るので注意が必要です。
全てのリスクを避ける必要はありませんが、可能な限り外壁を傷つけないような工夫をしておきましょう。
シーリング材の注意点
もしシーリング材の劣化を発見しても、DIYで修繕することはおすすめしません。
実はシーリング材といってもいくつも性質の違う種類があります。種類によって密着性や防水、柔軟性などに違いがあります。間違ったものを使うとそれを剥がすのにとても手間がかかります。
シーリングを打ち直すには減った分を補給しても意味がありません。古いシーリングを取り除き、きれいに打ち込んでいくのに技術も必要になります。
シーリングの劣化を発見した場合は専門の外壁塗装業者に依頼するようにしましょう。
05ガルバリウム鋼板の外壁塗装
外壁の維持で最もお金がかかって心配なのが外壁塗装です。
ここからはガルバリウム鋼板の外壁塗装時期と費用、塗料選びについて解説していきます。
外壁塗装を考える時期
ガルバリウム鋼板は10年から15年が目安とされていますが、判断する基準は他の外壁材とは少し違いがあります。
外壁塗装の主な目的は外壁材を守ることです。セメント系の外壁材では防水機能を維持することが目的ですが、ガルバリウム鋼板は錆びによる腐食を防ぐことが目的です。
セメント系外壁材の塗装は劣化によって水が染み込む被害が見えにくいことと、塗料の劣化する年数によって時期を判断しやすい特徴があります。
ガルバリウム鋼板は塗装が劣化しても水が染み込むことはなく、錆びれば見えます。逆に傷など外的な要因によって塗装屋メッキが傷んでしまうと腐食が進んでしまうということから、何年が目安という表現が難しい特徴があります。
メンテナンスの章で解説したように、異常があった場合は専門業者に相談するようにしましょう。
外壁塗装費用
ガルバリウム鋼板の外壁塗装の費用は他の外壁と大きな違いはありません。
一般的な大きさの家であれば費用相場は80万円~100万円程です。
外壁塗装の相場は様々な条件で変化しやすく、土地や地域の相場などにより金額は変わってきます。
外壁塗装の相場で気を付けることが3つあります。
屋根も一緒に依頼すると+20万円~30万円
外壁塗装では屋根も同時に行う場合が多く、その場合は費用が20万円~30万円上がります。
なぜ屋根と同時に外壁塗装をする人が多いのかというと、壁だけきれいになって屋根の汚さが目立つことと、足場代です。
足場は1回ごとに料金を取られます。組み立てと解体費用は10万円~20万円です。外壁と屋根を別々に塗装した場合、足場代を1回分多く払わなければなりません。
外壁塗装をする際はそういった費用も考慮して屋根塗装も同時にするか決めましょう。
外壁塗装の費用は付帯物や立地状況でかわる
付帯物とは窓枠や雨どいなど外壁にある様々な部位のことです。これらは塗り分けるのに手間がかかるので、数や複雑さによって塗装費用が変わってきます。
また木や壁などにより工事が難しい場所など、立地状況によっても費用が変わることがあります。
価格だけで決めない
外壁塗装は価格が見えにくいという特徴があります。価格が高ければ信頼できるわけではありませんし、安さだけを追求しても手抜き工事をされることがあります。
特にガルバリウム鋼板ではケレンという特殊な下地処理が必要になります。確かな技術と信頼できる業者を選ぶことが大切です。
塗料の選び方
外壁塗装に使用する塗料には様々な種類があります。
実は外壁材と塗料には相性があり、合わない塗料を使用するとすぐにひび割れたり密着せずに浮いて剥がれてしまったりします。
ガルバリウム鋼板で使用するのにおすすめなのは「シリコン性塗料」です。ガルバリウム鋼板は金属なので熱によって多少の伸縮があります。渇いた後伸縮性の弱い塗料の場合すぐにひび割れてしまうことがあります。また、熱くなりやすいことから熱にも強いシリコン性塗料はガルバリウム鋼板と相性の良い性質を持っています。
06まとめ
ガルバリウム鋼板は軽くて丈夫で長持ちする、高性能な外壁材です。
少し価格は高くなりますが、メンテナンスの手間も他の外壁材に比べると軽くて済みます。
錆びや腐食の心配はありますが、そう簡単に錆びるものではなく、適切な取り扱いをしていれば長期間、大切な家を守ってくれます。
施工やメンテナンスには専門的な技術が必要とされます。多少のことは自分でやってみたくなりますが、失敗しないためにはまず専門の業者にご相談ください。相談や見積もりはほとんどの業者が無料で行っています。
デザインが豊富になったことで、今後はさらに人気が高まると予想されます。ガルバリウム鋼板を取り入れた住宅に興味がある人は今回の記事を参考に検討してみてください。